Q.奈良って上半分に人が集中して、あとは山ってほんと?
2026-06-10 公開
答え
ほぼ本当。県人口約127万人の9割以上が北西部の奈良盆地周辺に集中し、県土の約77%は森林。南半分を占める吉野郡(県土の約56%)に住むのは約3.4万人——県人口の3%弱です。
数字で見ると想像以上
奈良県の人口は約127万人(2026年5月1日現在の県推計人口127.6万人=1,267,857人)。その9割以上が、県の北西の一角にある奈良盆地(大和平野)周辺に住んでいます。奈良市・橿原市・生駒市・大和郡山市など主要都市はすべてこのエリア。実は奈良県は「可住地面積の比率」が全国最下位で、人が住める平地そのものが県の北西に偏っているのです。
約127万人県の人口
9割以上北西部(奈良盆地周辺)に居住
約77%県土に占める森林
南半分は、ほぼまるごと山
県南部の吉野郡(3町8村)は面積約2,055km²で、県土3,691km²の約56%を占めます。ここに住むのは約3.4万人(2025年4月、住民基本台帳)——県人口の3%弱です。なかでも十津川村は面積672.38km²と日本一広い村で、東京23区や琵琶湖よりも広いのに、村の96%が山林。紀伊山地の深い山々が県の南半分を覆っています。
約56%吉野郡が占める県土の割合
約3.4万人吉野郡の人口(県の3%弱)
672km²十津川村=日本一広い村
観光には、どう効いてくる?
この南北格差は観光にもそのまま現れます。国土数値情報の観光資源データや宿泊容量メッシュを地図に落とすと、観光資源も宿泊施設も北部に集中していることが一目でわかります。一方で南部には、桜の吉野山と修験道の大峯奥駈道——世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」が横たわっています。北部は「電車で行ける日帰り観光」、南部は「山と向き合う滞在型の旅」。同じ県でも、まったく性格の異なる2つの観光地が同居しているのです。
この記事に関連するデータセット
- GIS国土交通省
国土数値情報 観光資源データ
観光資源台帳でA級以上と評価された全国の観光資源を緯度経度付きで収録したGISデータ。奈良県分は単独ファイルでダウンロードでき、県内の主要観光資源を地図上にプロットして地理的分析ができる。
このデータで答えられる問い
奈良県内のA級観光資源はどこに、いくつあるか?
SHP更新日2026-07-26 - GIS国土交通省
国土数値情報 宿泊容量メッシュデータ
全国の宿泊施設の収容人数を約1km四方のメッシュ単位で集計したGISデータ。ホテル・旅館・民宿など施設タイプ別の件数と総収容人数を含み、奈良県内の宿泊キャパシティの空間分布を可視化できる。
このデータで答えられる問い
奈良県内の宿泊収容力はどのエリアに集中しているか?
SHP更新日2026-07-26 - 宿泊業総務省統計局・経済産業省
経済センサス-活動調査(宿泊業・飲食サービス業)
全産業の事業所・企業を対象とする「経済の国勢調査」。産業別×市町村別の集計から、奈良県内の宿泊業・飲食サービス業の事業所数・従業者数・売上高が拾える。観光の受け入れ側(供給側)の規模を定量化できる。
このデータで答えられる問い
奈良県の宿泊業の事業所数・従業者数は市町村別にどう分布しているか?
XLSXCSVAPI更新日2026-07-26 - 吉野山吉野町
吉野山 桜開花状況調べ(平成元年〜)
吉野山(下千本・中千本・上千本・奥千本)の桜の開花日・見頃の記録。平成元年以降の約35年分の長期データで、観光需要予測や気候変動の分析素材としても使える。当年の開花予想もページ上で更新される。
このデータで答えられる問い
吉野山の桜の開花日・見頃は過去35年でどう変化しているか?
PDFHTML更新日2026-07-26 - 人口奈良県
奈良県推計人口調査(市町村別・月次)
国勢調査人口を基礎に住民基本台帳の異動を加減して算出する、毎月1日現在の県・39市町村別の推計人口と世帯数。自然増減・社会増減の人口動態も含む。観光指標を住民1人あたりに換算する際の分母として、地域分析の土台になるデータ。
このデータで答えられる問い
奈良県や各市町村の人口は毎月どう推移しているか?
XLSXPDF更新日2026-07-26