Q.飛鳥・藤原の宮都が世界遺産に決定——いつ、何が決まった?
2026-07-26 公開
答え
2026年7月26日、韓国・釜山で開かれた第48回世界遺産委員会で「飛鳥・藤原の宮都」の登録が決定しました。明日香村・橿原市・桜井市にまたがる19の構成資産からなり、国内27件目、文化遺産としては22件目の世界遺産です。
7月26日、釜山で登録が決定
第48回世界遺産委員会は2026年7月19〜29日に韓国・釜山で開かれ、その会期中の7月26日に「飛鳥・藤原の宮都」の登録が決定しました。これに先立つ6月6日には、ユネスコの諮問機関イコモスが登録を勧告。勧告を経て、世界遺産委員会で正式決定に至りました。
7月26日世界遺産登録の決定日(2026年)
第48回釜山開催の世界遺産委員会
27件目国内の世界遺産
22件目国内の文化遺産
何が登録された?——19の「地下に眠る遺跡」
登録されたのは、6〜8世紀に律令国家・日本が誕生した過程を示す考古遺跡群です。19の構成資産は明日香村・橿原市・桜井市の1村2市にまたがり、「宮殿・官衙跡」「仏教寺院跡」「墳墓」の3つに分類されます。現存建築ではなく、宮殿跡や寺院跡、古墳など「地下に眠る遺跡」が物語の中心です。
| 代表的な構成資産 | 分類・特徴 |
|---|---|
| 飛鳥宮跡 | 宮殿・官衙跡/乙巳の変の舞台 |
| 藤原宮跡 | 宮殿・官衙跡/日本初の本格的都城・藤原京の中心、特別史跡 |
| 石舞台古墳 | 墳墓/蘇我馬子の墓と推定、特別史跡 |
| 高松塚古墳・キトラ古墳 | 墳墓/国宝の極彩色壁画、特別史跡 |
奈良県内では4件目、国内では27件目
奈良県内では、1993年の「法隆寺地域の仏教建造物」、1998年の「古都奈良の文化財」、2004年の「紀伊山地の霊場と参詣道」に続く4件目の世界遺産です。国内全体では27件目、文化遺産としては22件目。飛鳥・藤原を含む県内4件は、いずれも文化遺産です。
| 奈良県内の世界遺産 | 登録年 |
|---|---|
| 法隆寺地域の仏教建造物 | 1993年 |
| 古都奈良の文化財 | 1998年 |
| 紀伊山地の霊場と参詣道 | 2004年 |
| 飛鳥・藤原の宮都 | 2026年 |
これから何が変わる?——登録後こそデータで追う
世界遺産登録は一時的な来訪増につながりやすい一方、その後の動きは地域によって異なります。飛鳥・藤原でも、明日香村・橿原市・桜井市への来訪がどう変わるか、周遊や滞在につながるかを継続して見ることが大切です。構成資産の一覧、世界遺産GIS、市町村別の観光来訪者数などを組み合わせれば、登録後の変化を定点観測できます。
この記事に関連するデータセット
- 世界遺産世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会
世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」構成資産一覧
2026年7月26日に韓国・釜山で開かれた第48回世界遺産委員会で登録が決定した「飛鳥・藤原の宮都」全19構成資産(飛鳥宮跡・藤原宮跡・石舞台古墳・キトラ古墳等)の正式リスト。名称・所在地・史跡指定年月日・位置情報リンクを資産ごとに掲載する一次情報。
このデータで答えられる問い
「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産19件はどれで、それぞれどこにあるか?
HTML更新日2026-07-26 - 世界遺産国土交通省
国土数値情報 世界文化遺産データ
国内の世界遺産の登録範囲(構成資産と緩衝地帯)をポリゴンで整備したGISデータ。奈良県は法隆寺地域の仏教建造物・古都奈良の文化財・紀伊山地の霊場と参詣道の3件を含み、2026年7月に登録された飛鳥・藤原を加えた周遊圏分析の基礎になる。
このデータで答えられる問い
奈良県内の世界遺産構成資産と緩衝地帯の正確な範囲はどこか?
SHP更新日2026-07-26 - 来訪者数日本観光振興協会
デジタル観光統計オープンデータ(市区町村別観光来訪者数)
携帯位置情報をもとに推計した観光来訪者数を市区町村別・月次のCSVで公開する全国データ。行政の年次統計より速報性が高く、奈良県内の市町村単位(明日香村・橿原市・桜井市等)の来訪動向を月次で追える。
このデータで答えられる問い
明日香村・橿原市・桜井市の月別観光来訪者数の推移は?
CSV更新日2026-07-26 - 明日香村明日香村
明日香村オープンデータ(公衆無線LANアクセスポイント等)
明日香村が公開する機械可読オープンデータ。観光文脈で使えるのはASUKA Free Wi-Fi等の公衆無線LANアクセスポイント一覧で、石舞台古墳やキトラ古墳周辺など村内のWi-Fi利用可能地点をCSVで取得できる。
このデータで答えられる問い
明日香村内で訪日客が無料Wi-Fiを使える場所はどこか?
CSVXLSX更新日2026-07-26 - 明日香村国土交通省
明日香村の現況(国土審議会 歴史的風土部会資料)
明日香法に基づく国土審議会の審議資料で、明日香村の観光統計が最もまとまった公開資料。昭和50年代から令和4年までの観光客数・宿泊者数の長期推移、観光施設別入場者数、来訪者の居住地・訪問回数・年齢構成の調査結果を収録する。
このデータで答えられる問い
明日香村の年間観光客数は長期でどう推移してきたか?
PDF更新日2026-07-26