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Q.訪日客がいちばんお金を使うのは何に?

2026-06-18 公開

答え

2025年、訪日外国人が日本で使ったお金は過去最高の9兆4,549億円。費目別では宿泊費が最も多く全体の36.6%、次いで買物代27.0%、飲食費21.9%の順です。一般客1人当たりの支出は約22.9万円でした(観光庁、2025年確報)。

2025年の訪日消費は9.5兆円。最大の費目は「宿泊費」

観光庁「インバウンド消費動向調査」の2025年暦年確報によると、訪日外国人旅行消費額は9兆4,549億円で、前年比約16.4%増、コロナ前の2019年比でも約96.4%増と、暦年として過去最高を記録しました。内訳は一般客9兆4,110億円、クルーズ客439億円です。一般客1人当たりの旅行支出は約22.9万円。費目別では宿泊費が最も多く、全体の36.6%を占めます。

9兆4,549億円2025年の訪日外国人旅行消費額(過去最高)

約22.9万円一般客1人当たりの旅行支出(2025年)

36.6%最大の費目「宿泊費」の構成比

費目別の内訳——「泊まる・買う・食べる」で8割超

費目別の構成比は下表のとおりです。宿泊費・買物代・飲食費の上位3費目だけで全体の8割超を占めます。交通費は10.0%、テーマパークや体験などの娯楽等サービス費は4.5%。いずれも観光庁の2025年暦年確報の構成比です。

費目構成比
宿泊費36.6%
買物代27.0%
飲食費21.9%
交通費10.0%
娯楽等サービス費4.5%

支出額で3番目の飲食費。でも期待では日本食が最多

費目で見ると2025年の飲食費は21.9%で3番目ですが、支出額と旅行への期待は別です。観光庁の2024年調査で、訪日前に期待することとして最も多く挙がったのは「日本食を食べること」(82.2%・複数回答)でした。単一回答の順位と混同せず、複数回答では食への期待が最も広く共有されている、と読むのが正確です。

21.9%訪日消費額に占める飲食費(2025年)

82.2%日本食を期待(複数回答で最多)(2024年)

奈良の宿題は「宿泊費」——日帰り型からの脱却

訪日消費の最大費目は宿泊費(36.6%)。ところが奈良は宿泊施設が少なく、日帰り・通過型の観光地として知られます。2025年の奈良県の延べ宿泊者数は360万4,554人と過去最多を更新しました(奈良県宿泊統計調査、前年比9.3%増)が、それでも全国の宿泊規模では小さいのが実情です。京都・大阪に泊まって奈良は日帰り、という流れが続くかぎり、最大費目である宿泊費は取りこぼしやすい。滞在をどう延ばすかが奈良の宿題です。まずは下記のデータで、奈良の宿泊と訪日客の動きを確かめてみてください。

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