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Q.訪日客がいちばんお金を使うのは何に?

2026-06-18 公開

答え

2024年、訪日外国人が日本で使ったお金は過去最高の8兆1,395億円。費目別では宿泊費が最も多く全体の33.6%、次いで買物代29.5%、飲食費21.5%の順です。1人当たりの支出は約22.7万円でした(観光庁、2024年)。

2024年の訪日消費は8.1兆円。最大の費目は「宿泊費」

観光庁「インバウンド消費動向調査」の2024年暦年(年次)によると、訪日外国人旅行消費額は8兆1,395億円で、前年比53.4%増、コロナ前の2019年比でも69.1%増と、暦年として過去最高を記録しました。1人当たりの旅行支出は約22.7万円。費目別にみると、最も多いのは宿泊費で全体の33.6%を占めます。

8兆1,395億円2024年の訪日外国人旅行消費額(過去最高)

約22.7万円訪日客1人当たりの旅行支出

33.6%最大の費目「宿泊費」の構成比

費目別の内訳——「泊まる・買う・食べる」で8割超

費目別の内訳は下表のとおりです。宿泊費・買物代・飲食費の上位3費目だけで全体の8割超を占めます。交通費は10.7%、テーマパークや体験などの娯楽等サービス費は4.8%でした。金額・構成比はいずれも観光庁の2024年暦年の値です。

費目金額構成比
宿泊費2兆7,366億円33.6%
買物代2兆3,994億円29.5%
飲食費1兆7,460億円21.5%
交通費8,672億円10.7%
娯楽等サービス費3,886億円4.8%

支出額で3番目の飲食費。でも「来たい理由」は食が最大

費目で見ると飲食費は21.5%で3番目ですが、金額の大きさと「来たい理由」は別です。同じ観光庁の調査では、訪日前に最も期待されることは「日本食を食べること」(約82%)で、「ショッピング」(約63%)を上回る最大の来訪動機になっています。つまり食は、支出額では中位でも、旅の入口としては最強のコンテンツです。

21.5%訪日消費額に占める飲食費

約82%訪日前に「日本食を食べること」を期待(1位)

約63%「ショッピング」を期待(2位)

奈良の宿題は「宿泊費」——日帰り型からの脱却

訪日消費の最大費目は宿泊費(33.6%)。ところが奈良は宿泊施設が少なく、日帰り・通過型の観光地として知られます。2024年の奈良県の延べ宿泊者数は329万6,688人と過去最多を更新しました(奈良県宿泊統計調査、前年比12.2%増)が、それでも全国の宿泊規模では小さいのが実情です。京都・大阪に泊まって奈良は日帰り、という流れが続くかぎり、最大費目である宿泊費は取りこぼしやすい。滞在をどう延ばすかが奈良の宿題です。まずは下記のデータで、奈良の宿泊と訪日客の動きを確かめてみてください。

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